2022年5月2日に韓国デビューした5人組ガールズグループ「LE SSERAFIM」(ルセラフィム)。
2023年1月25日に日本デビューしました。
所属芸能事務所はSource Music。HYBEの子会社で傘下レーベルです。
グループ発足当時は6人でしたが、2022年7月20日に一人脱退し、5人体制で活動を続けています。
1stミニアルバム「FEARLESS」のタイトル曲「FEARLESS」のミュージックビデオは、2022年にデビューした韓国新人ガールグループの中で最短記録の公開後100日で1億再生を突破。
今回は人気上昇中のルセラフィムについて解説します。
最後までご覧いただければうれしいです。
ルセラフィム・メンバーのプロフィール
LE SSERAFIMは、韓国の大手芸能事務所であるHYBEとSource Musicが合同で結成した最初のガールズグループです。
メンバーは5人のプロフィールを紹介します。
ステージ名 | サクラ / SAKURA / 사쿠라 |
本名 | 宮脇咲良(みやわき さくら) / Miyawaki Sakura / 미야와키 사쿠라 |
生年月日 | 1998年3月19日(25歳) |
国籍 | 日本 |
出生地 | 鹿児島県 鹿児島市 |
身長 | 163cm |
血液型 | A型 |
家族 | 両親、弟(2010年生まれ)祖母 |
MBTI | INTP |
SNS |
ステージ名 | キム・チェウォン / KIM CHAEWON / 김채원 / 金采源 |
本名 | キム・チェウォン / Kim Chae Won / 김채원 / 金采源 |
生年月日 | 2000年8月1日(22歳) |
国籍 | 韓国 |
出生地 | ソウル特別市江南区開浦洞 |
身長 | 164cm |
血液型 | B型 |
家族 | 両親、姉(1994年生まれ) |
MBTI | ISFP→ISTP |
SNS |
ステージ名 | ホ・ユンジン / HUH YUNJIN / 허윤진 |
韓国名 | ホ・ユンジン / Huh Yun Jin / 허윤진 / 許允眞 |
本名 | ジェニファー・ホ / Jennifer Huh / 제니퍼 허 |
生年月日 | 2001年10月8日(21歳) |
国籍 | 韓国 / アメリカ合衆国 |
出生地 / 出身地 | 韓国 ソウル特別市江南区 / アメリカ合衆国 ニューヨーク州 |
身長 | 172cm |
血液型 | B型 |
家族 | 両親、妹(2004年生まれ)、弟 |
学歴 | Niskayuna High School ハンリム芸能芸術高校 (実用音楽科/中退) |
MBTI | INFJ |
SNS |
ステージ名 | カズハ / KAZUHA / 카즈하 |
本名 | 中村一葉(なかむら かずは)/ Nakamura Kazuha / 나카무라 카즈하 |
生年月日 | 2003年8月9日(19歳) |
国籍 | 日本 |
出生地 | 大阪府 |
身長 | 170cm |
血液型 | B型 |
家族 | 両親 |
MBTI | ENFP→INFP |
SNS |
ステージ名 | ホン・ウンチェ / HONG EUNCHAE / 홍은채 |
本名 | ホン・ウンチェ / Hong Eun Chae / 홍은채 |
生年月日 | 2006年11月10日(16歳) |
国籍 | 韓国 |
出生地 | ソウル特別市 冠岳区 |
身長 | 170cm |
学歴 | ソウルサダン小学校 (卒業) 仁憲中学校 (卒業) ソウル文英女子高等学校(中退) |
家族 | 両親、兄 |
MBTI | ISFP |
SNS |
ルセラフィムのグループ名の由来
HYBE創設者のパン・シヒョクさんが、LE SSERAFIM(ルセラフィム)と命名し、さらにデビューアルバムもエグゼクティブプロデューサーを担当したほどの熱の入れようです。
パン・シヒョク会長がアナグラムでグループ名を作ろうと提案し、自ら命名しました。
アナグラムとは、言葉遊びの一つで、単語または文の中の文字をいくつか入れ替えることによって、全く別の意味にさせる遊びのことですね。
グループ名の元となったフレーズは「IM FEARLESS」(私は恐れを知らない)。
「FEARLESS」は1stミニアルバム名であり、タイトル曲になっています。
「IM FEARLESS」をアナグラムして「LE SSERAFIM」という言葉を創作し、世の中の視線に揺らぐことなく恐れずに前に進むという自信と強い意志が込められています。
「le」はフランス語の冠詞で、英語ではおおよそ「the」に相当し、グループ名では「LE」と「SSERAFIM」を離して表記しています。
「sserafim」という単語は存在しませんが、「serafim」(セラフィム)は存在します。
serafimは、seraph(セラフ)の複数形。
seraphは、古代ユダヤ教に由来する天界人の一種、熾天使(してんし)を指し、天使の9階級のうち最上位とされています。
イザヤ書の一節では「聖なる、聖なる、聖なる」と叫びながら神の玉座の周りを飛び回る6枚の翼を持つ存在を表す言葉として使われています。
ルセラフィムは発足当時、6人のメンバーで構成されていたことから、6枚の翼を持つ「serafim=熾天使たち」との意味も込められていたと考えられています。
そのようなグループ名の由来から、ロゴは黒地にホワイトカラーが使用されています。
ロゴは、世界3大デザイン賞のレッドドットデザイン賞、2022のブランド&コミュニケーションデザイン部門・ブランドデザイン&アイデンティティ本賞を受賞しています。
ルセラフィム誕生の経緯
コロナ禍で再編されたグループ
ルセラフィムの所属事務所Source Musicは、ガールズグループ「GFRIEND」を発足後、ボーイズグループのデビューを準備していましたが、2019年にBig Hit Entertainment(現HYBE)によって買収され、ガールズグループ専門レーベルに生まれ変わりました。
その後、ミン・ヒジンHYBE CBO(当時)と合同で、2019年9月にプラスグローバルオーディションを開催し、練習生を選抜。
その中から2021年に新人ガールズグループとしてデビュー予定でしたが、コロナで中止に。
Source Musicは、2021年に活動終了したガールズグループ「IZ*ONE」のメンバーであった宮脇咲良さんとキム・チェウォンさんと契約を結びました。
その2人を中心に新ガールズグループを立ち上げようとプロジェクトが再スタートしたのです。
2021年6月末、後にリーダーに任命されるキム・チェウォンさんが一番最初にグループに加入しました。
サクラさんは日本側との交渉が難航し加入が遅れましたが、6月のHKT48卒業コンサートを最後に関連グループ活動を全て終え、8月にSource Musicと専属契約を結び、2番目に合流しました。
アメリカから帰国したホ・ユンジンさんが3番目に加入。
カズハさんは、2021年にSource Musicのオンラインオーディションで選ばれ、11月からオランダでトレーニングを受け、2022年1月に4番目に合流しました。
その後、Source Musicの練習生だったホン・ウンチェさんが最終選抜を突破し、1月20日に加入。全員の合流が完了しました。
コロナがなければどうなっていたかわかりませんね
HYBY初のガールズグループ
2015年にSource Musicからデビューした「GFRIEND」以来、約7年ぶりの新人アイドル誕生となりました。
さらに、Big Hit EntertainmentがHYBEに社名変更されてから初のガールズグループということで注目を浴びました。
これにはSource Musicも公式ツイッターで、HYBE×Source Musicガールズグループ、スタートラインから違う「歴代級新人」と広報する記事をツイートしています。
確かに、メンバー3人はすでに芸能活動の経験があります。
最年長の長女・サクラさんは14歳から日本のアイドルHKT48とAKB48で7年間活動。
次女のキム・チェウォンさんはサクラさんと一緒に、2018年にIZ*ONE(アイズワン)としてデビューしています。
ホ・ユンジンさんも2018年からPRODUCE 48で活動していた経歴があります。
カズハさんはバレリーナとしての海外経験があることから、デビュー段階でのキャリアでみると、新人とはいえないレベルからスタートしています。
しかしその分、年長メンバーの年齢層が他の新人アイドルに比べて比較的高い傾向にあります。
デビュー日基準でみると、サクラさんが24歳、キム・チェウォンさんが21歳、ホ・ユンジンが20歳なので、3番目のホ・ユンジンさんだけでも他の新人ガールズグループの長女になるくらいです。
ちなみにルセラフィムの長女と末っ子の年齢差は8歳になっています。
同い年は一人もいませんね
毎日12時間のトレーニング
メンバーは練習生時代、過酷な日々を送っていたそうです。
毎日午前10時に事務所に行き、翌日の午前2時まで練習。1日12時間以上のトレーニングだったといいます。
例えば、ジャンピングジャック連続100個、バフィテスト25個4セット、コア運動3セット、その他の運動の順に連続して運動をした後、すぐにライブと振り付けの練習をするといった内容です。
このリズムを1日2回以上繰り返したそうです。
ルセラのドキュメンタリーかっこよすぎた。アイドルっていつも笑顔でキラキラしてるけど、裏では、過酷で大変なんだなって改めて思わされたし、更に応援したくなった。
— ひいぱん (@Dreamy_memory) September 20, 2022
特に、ハルカちゃんのシーンは泣いた。#lesserafim #ルセラフィム pic.twitter.com/iH5VXPej9E
過酷なトレーニングをこなさないと厳しい世界では生き残っていけないのですね
パフォーマンス力は高いと評価
デビューまでの高いスキルと、過酷な練習によって、LE SSERAFIMのパフォーマンスは高いと評価されています。
しかも、毎回の授賞式と年末歌謡祭のコンセプト、アレンジ、構成などが全て異なっています。
ステージごとに異なったパフォーマンスを消化するのは相当な努力が必要とされるでしょう。
過酷な練習生活とこれまでの個々のスキルの高さがそれを可能にしているのでしょう。
パン・シヒョク会長が統括プロデューサー
ルセラフィムの総括プロデューサーはBTSの生みの親であるパン・シヒョク会長です。
ルセラフィムのメンバー一人が脱退するかどうかの件で、グループが活動休止期間中、メンバーは毎週、パン・シヒョク会長に振り付けの練習映像を提出し、チェックを受けたそうです。
練習映像をみて、パン・シヒョク会長が「BTSやTOMORROE X TOGETHERの練習映像も見たが、ここまで徹底しているチームは見たことがない」と、LE SSERAFIMの高度なパフォーマンスに驚いたとそうですよ。
パン・シヒョク会長が総括プロデューサーを務めていることから、デビュー前やキャスティング段階などの映像が全て資料として保存されています。そういう資料も1年毎に公開する準備もあるようです。
デビューアルバム「FEARLESS」が発売日である5月2日の1日だけで17万6,861枚の販売量を記録。これは歴代ガールズグループのデビューアルバムの中で1日目最多販売量といわれています。
発売2日目に歴代ガールズグループのデビューアルバム初動販売量の記録を更新しました。
デビューアルバムで30万枚以上の販売量を記録した最初のガールズグループでもあります。
パン・シヒョク会長の手腕が販売実績に表れています
ルセラフィムメンバー全員「内向的タイプ」
ルセラフィムのメンバーは性格診断MBTIを公表しており、それによると、全員が内向的な性格を表す「Iタイプ」となっています。
特にサクラさんの「Iタイプ」は98%だそうで、確実に内向的タイプ。
活発な印象があるホ・ユンジンさんは意外にも69%の内向的性格で周囲が驚いたそうです。
カズハさんだけが外向的な「Eタイプ」でしたが、その後、「Iタイプ」に変わりました。
メンバー全員が個人SNSを開設し、世間に日々アピールしています。
MBTIはあくまで個人の思考・傾向なので、今後も環境によって変化しますし、一つの参考として紹介しました。
6つのこぼれ話
① デビュー当初の公式席上では、主に左からカズハさん、キム・チェウォンさん、サクラさん、ホン・ウンチェさん、ホ・ユンジンさんの順に立っていましたが、その後は固定された座席の配置はなく、アルバムによって変わっています。放送以外の写真撮影、挨拶映像などでも、立ち位置に決まった順番はなく、皆さん自由に立っていますね。
② デビューアルバムの収録曲「Blue Flame」は、キム・チェウォンさんとホ・ユンジンさんが作詞に参加しました。
③ カズハさんが練習生時代、韓国語をあまり話せなかったため、日本語も韓国語も堪能なサクラさんと同じ家に住むことになりました。宿舎では2人しかいないので日本語で会話するようになったと日本のラジオで明かしています。デビュー後は日本語をどんどん忘れていくようになったそうですよ。
④ 韓国人メンバーは全員ソウル市出身です。
⑤ チーム内で唯一の一人っ子であるカズハさんを除けば、メンバー4人の家族に兄弟または姉妹がいます。
⑥ メンバー全員、韓国女性の平均身長より高いです。日本人メンバーのサクラさんとカズハさんは日本と韓国の女性平均身長より高いです。
⑥他のアイドルグループとは異なり、メンバーの個人SNSの開設速度がかなり早いといわれています。サクラさん、キム・チェウォンさんは個人インスタグラムをすでに開設し、カズハさんはデビュー後、1ヶ月で個人インスタグラムを開設。その後、ホ・ユンジンさんも開設。2022年末までに末っ子のホン・ウンチェさんを除くメンバー全員が個人インスタグラムアカウントを保有しました。ホン・ウンチェさんは2023年1月4日に開設し、全員、個人SNSアカウントを所有しています。ホン・ウンチェさんが個人アカウントを立ち上げると、お姉さんメンバーは個人インスタグラムのストーリーでホン・ウンチェさんのアカウントをとても熱心に宣伝しました。
麗しい姉妹愛を感じます
まとめ
いかがだったでしょうか。
HYBE初の女性ガールズグループということでパン・シヒョク会長も相当期待して育成に当たっていることが感じられます。
発足当初の6人から5人となってしまいましたが、グループ名に込められた強い意志で世界を舞台に活躍してほしいと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。